私は学生時代、バックパッカーでした。
休みになると、リュックサックに荷物を詰めて、アジアやヨーロッパを旅していました。
最初に旅行したのは、韓国でした。
ただ、要領を得ないので、大きいリュックサックとボストンバッグに荷物を詰め込むという具合でした。
この様子を見た先輩のバックパッカーに言われました。
「旅行のコツを教えてやるよ。とにかく、持って行くリュックサックを一つ決めて、それに入らない荷物は持っていかない」と。
リュックサックも学校に持って行くくらいの大きさのものです。
まず、リュックサックの大きさを決めないと、何が持って行けるかも決まらないわけです。
前置きが長くなりましたが、勉強の計画を立てる時も、リュックサックの大きさを決めなければなりません。
筆者のように、大きいリュックサックとボストンバッグを持って行ける場合もあれば、旅行の達人のように普通のリュックサック一つという場合もあるでしょう。
どれくらいの時間を勉強に使うことができるかを、確定しましょう。
できるだけがんばった方がいいですが、無理は禁物です。
計画がうまく消化できない場合は、適宜修正しましょう。
その過程で、合格に近づくのです。
まずは、自分の持てるリュックサックの大きさを決めましょう。
計画の中身はそれからです。
web受講はペース配分が難しいでしょう。
できるだけ、定期的に講義を消化しましょう。
私も経験がありますが、web受講は溜めがちになります。
ただ、それは誰でもある程度はそうなるので、そこでモチベーションを落として切れてしまわないようにして下さい。
溜めるのは、ある意味誰でも当たり前です。
そういうものです。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)