私の学生時代、授業の案内にこういうものがありました。
パソコンを使用した最先端の英作文の授業。
パソコンという文字に興味を引かれて、履修しました。
当時はまだパソコンは一部の人のものです。
今のようなラップトップ等はありません。
パソコン室のパソコンで、英文を打ち込みます。
相手はカナダの大学生です。日本語を勉強しています。そのカナダの学生と文通するという具合です。向こうからは日本語でメッセージが届いて、こちらからは英文で書きます。
ただ当時はインターネットがなかったので、こちらのパソコンで英文を打ち込んで、データをフロッピーディスクにセーブして、そのフロッピーディスクを郵送で(!)カナダに送るというものでした。
今だと、電子メールで一瞬で終わるのに。
インターネットのなかった時代には、今にして思えばうそみたいなこともあったのです。
このコロナの時代も、平成の頃には想像もできなかったことです。
stayhomeや三密や自粛生活、新しい生活様式等、今までにはなかったものです。
今は時代の変わり目にいるのでしょう。
しかし、淡々と勉強する人が合格するというのは変わりません。
続けることができれば合格できる。
これは、時代が変わっても変わらないでしょう。
地道に努力を続けましょう。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)