「『まじめ』な時代の公務員試験」~元公務員講師のコラム~

私が公務員試験の講師になってから、21年が経とうとしています。
公務員試験講座の受講生の皆さんは、変わらず「まじめ」です。
今の時代は、「まじめ」な時代なのでしょう。

私の趣味から2つほど、話をします。
まずはサッカーから。Jリーグも93年に開幕して、今年で28年目です。
カズがインタビューか何かで言っていたのは、今の選手はまじめだ、と。キャンプで2日オフがあると、今の若い選手は休んでいる。自分の20代の頃には考えられない。自分が若い頃は、2日徹夜で遊んだ、と。
また、将棋の世界も平成、羽生世代を通じて、「まじめ」になりました。平成の最初の頃は、将棋の駒がぶつかるまでの形は成り行きで、ある意味どうでもよくて、駒がぶつかってから玉を追い詰めるまでのねじりあいで勝負が決まるのだ、と。ということで、午前中の対局室は棋士が雑談している等、のんびりした雰囲気だったそうです。
しかし、令和の今日の対局は、それこそ初手から非常に緊迫した雰囲気です。雑談等考えられません。データの普及、AIにより、駒がぶつかるまでの形から、あらゆる形が常に研究されています。

サッカーと将棋の話をしましたが、時代の趨勢は「まじめ」ということでしょう。
これは時代の流れということとともに、日本人のDNAに「まじめ」DNAが脈々と流れているということなんでしょう。
公務員試験の自己PRでは「まじめ」さをPRしてもいいですし、逆を張って非「まじめ」さをPRしてもいいでしょう。どちらかを、はっきりさせましょう。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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