stayhomeや外出自粛等、世の中はコロナ禍で大きく変化しました。
ただ、試験勉強という観点で言えば、外出を控え食事はUberEATSでという生活と、試験勉強は相性がいいのではないでしょうか。
ギリシャ三大哲学者のアリストテレスは、観想的生活が良いんだと主張します。
観想的生活とは、考えることに重きを置く生活、学問を追究する生活、皆さんに即して言うと試験勉強です。
試験に向けて点数が取れるように、知識を習得し、知を洗練する。これが理想の生活なんだと、アリストテレスは言います。
stayhomeで観想的生活をせよ、と古代のアリストテレスは令和の私達に呼びかけているのです。
観想的生活は、テオリアとギリシア語で言います。英語のtheoryの語源です。
アリストテレスが観想的生活を理想としたというのは、人文科学思想の知識として、知っておいて下さい。
古代ギリシアの理想郷が、コロナ禍の令和の日本で実現されるかもしれないというのが、なかなか興味深いところです。
皆さんも、試験日程、方式の変更等なかなか心静まらない日々だとは思うのですが、試験勉強に集中できる環境はなかなかないと思うので、なんとか前に進んでいきましょう。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)