組み合わせ問題というのは、5つのうち2つある正しい肢の組み合わせを選びなさい、というものです。
例えば、こんな感じです。
1 ア イ
2 ア ウ
3 イ エ
4 ウ オ
5 エ オ
正解は1であるとしましょう。
解法は2つです。
1つはアとイが○であるとして、解く解き方。大概の人はこうやって解くと思います。
もう1つはウとエが×であるとして、解く解き方です。ウが×なら、肢2と肢4が間違い、エが×なら、肢3と肢5が間違い、残った肢1が正解と確定できます。
ここからわかることは、知識は量ではなく質であるということです。
5つ中2つでいいので、「確実に」○か×かが、判定できることです。
あいまいな見たことある、聞いたことある、という知識は最悪です。何の役にも立ちません。
本試験でよくあるパターンは、アとイはそこそこ判断が難しいけど、ウとエが×であるという知識は簡単(=過去問で訊かれている)にわかるというものです。
組み合わせ問題は2つで解けるというのは、よく覚えておいて下さい。5つ全部判断しなくてもいいのです。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)