「絞って繰り返せ」~元公務員講師のコラム~

公務員試験の勉強において、繰り返さないのは論外です。繰り返すことによって、暗記から理解、知識から智慧へと進化させるのです。
しかし、公務員試験は過去問だけでも、おそらく1000問~3000問くらいの問題数があるものと想定されます。これを、力ずくで頭からこなせる人は一部の人だと思います。

つまり、「絞ら」ないと「繰り返せ」ないのです。「繰り返す」ことと「絞る」ことは同じことです。絞らないと繰り返せません。
過去問に絞りましょう。
テキストのマークした箇所に絞りましょう。
B+ランク以上に絞りましょう。
過去問の傾向を見て、出そうなところに絞りましょう。
自分の出来ない過去問に絞りましょう。
弱点に絞りましょう。
選択肢単位で絞りましょう。

出来るまで繰り返すです。
3回は目安です。
忘れたら繰り返すです。
思い出せるまで、覚えるまで、繰り返すです。

絞って繰り返すが、公務員試験の勉強の中心概念です。
計画を立てるときに、留意して下さい。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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