タイトルの数式の意味がわかりますでしょうか?
これは、問題の正答率が80%と仮定して、3問連続正解する確率が51.2%であることを、表しています。
正答率80%というのは、公務員試験で言えば基本中の基本、できないとお話しにならないくらいのレベルです。そういう問題でも3問連続正解する人というのは、約半分しかいないのです。
公務員試験というのは、いかに基本に忠実に勉強をするか、ということなのです。
公務員試験は「難問を解いた人が合格する試験」ではなくて、「易しい問題を間違えた人から落ちる試験」なのです。
「易しい問題」とは、ズバリ過去問です。過去問で訊かれたような知識を落とすようだと、差が付きます。合格者は過去問は間違いません。
公務員試験はただでさえ、やることが多様かつ膨大です。難しいことに手を出す暇はありません。難しいことに時間を使って、勉強した気にならないように。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)