スポーツを観戦していると、試合には流れがあることがよくわかります。
1球で送りバントが決まったから、攻撃チームに流れが来る(野球)。
この時間帯はボールをキープしていて流れが来ているから、得点が生まれる(サッカー)。
オフェンスの場面で得点が取れて、ディフェンスでは得点を許していないので、流れが来ている(バスケットボール)等々。
本試験にも同じような流れがあるような感じがします。
しかし、それはよくわからないだろうなあというのが、本ブログの結論です。
スポーツは野球なら毎日とか、他のスポーツでも毎週ゲームがあります。
一方、本試験は年1回です。
年1回の本試験は無我夢中のまま終わるものではないでしょうか。
流れを感じる余裕、機会もないでしょう。
本試験で解答するということは、問題の1問目から50問目まで問題と一体となって解答マシーンになることです。
そこに流れや不安を感じる余地はありません。
私の本試験の時も、試験問題と一体となって解答マシーンになっていました。
勉強の過程においては、流れはあるかもしれません。
流れのいい1週間等。
しかし流れがあるとしても、むしろ流れの悪い時にどう勉強していくかということが、合格に直結すると思います。
流れのいい時にがんばれるのは当たり前です。
流れの悪い時にこそがんばるのが大事です。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)