「大丈夫、直前期に挽回可能」~元公務員講師のコラム~

講座を受講して、日々の授業についていくのに精一杯という方もいらっしゃるでしょう。
復習や問題演習がうまくこなせない場合もあるでしょう。
しかし、大丈夫です。本試験までの直前期で、挽回は可能です。焦らなくていいです。

直前期は新しい知識が増えません。今まで習得した知識に磨きをかける作業になるので、効率的な勉強が可能になります。
直前期では、新しい教材に手を出さないこと(私の語呂合わせの本は使うこと(^_^))。
知識のつながりが見えるようになって、理解が進みます。
合格者の表現では、「暗闇に電気が点いたように分かる」というのがあります。

学生の皆さんは、直前期で実力が倍になる、と考えていいです。
ただし、真剣に勉強する人は皆実力が倍になるので、油断はしないように。

全部の科目で直前期をあてにすると、計画はパンクします。教養試験で言うと、数的処理は3月までに完成させて、一般知識(人文科学、社会科学、自然科学)3分野のうち、2分野を直前期に充てるのが、バランスのいい計画だと思います。

とにかく、今は授業についていくこと。
それだけできれば、直前期で勝負になります。
ぷっつりと切れてしまわないように。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

関連記事

  1. 「過去問が目的、テキストは手段」~元公務員講師のコラム~

  2. 「質問をするのは勇気がいるが・・・」~元公務員講師のコラム~

  3. 「日本史・世界史攻略法」~元公務員講師のブログ~

  4. 「配属1日目でも2年目のふり」~元公務員講師のコラム~

  5. 「情報の一元化について」~元公務員講師のコラム~

  6. 「二択は深入りせず、最後に廻せ」~元公務員講師のコラム~

  7. 「公務員のお仕事用語その2「持ち回り」」~元公務員講師のコラム~

  8. 「イギリスの独特さ(人文科学・社会科学よもやま話) 後編」~元公務員講師のコラム~

  9. 「公務員試験職種の特徴 その1(国家系)」~元公務員講師のコラム~