「問題を解く順番」~元公務員講師のコラム~

教養試験は時間が足りません。事務処理能力が求められます。№1から順番に解いているようでは、センスが問われます。
問題を解く順番を工夫して、ベストの順番を見つけないといけません。

私のお勧めの解く順番は、一般知識(人文・社会・自然科学)→文章理解→数的処理の順番です。
それぞれ、一般知識は1問1分、文章理解と数的処理は1問3分30秒で解きます。これで、ギリギリ制限時間いっぱいくらいのペースです。本試験はいかに時間がないかがわかります。

まずは、一般知識を1問1分で解いて、たくさんの問数をこなしておきます。文章理解はどうしても時間がかかってしまうので、3分30秒で解きます。残り余った時間を数的処理に充てるという作戦です。
これは残り30分で15問残したという場合と、残り30分で3問残したという場合を考えてみて下さい。もし残り30分でパニックになってしまった場合、15問残していたらマイナス15点です。3問の場合はマイナス3点で済みます。
できるだけ早い時間にたくさんの問数を解いて、パニックになるリスクを避けるというのが、私の作戦の骨子です。
ただ、人によっては頭のスタミナのあるうちに数的処理を解いた方が、調子が良いという方もいるでしょう。そういう人は、最初に数的処理を解くと良いでしょう。

こんな細かい方を思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、公務員試験は事務処理能力も見ているのです。公務員は事務が膨大です。事務処理能力がないと、定時で帰れません。
教養試験で言うと、№1から順番に解くような人は、きつい言い方ですが「使えない」のです。

また、順番については、これから模試を複数回受験して、自分のベストの順番を探るべく、綿密に試行錯誤をしておいて下さい。
そこまでするのかという感じでしょうが、そうです。合格者はそこまでするのです。もちろん少数者でしょうが、少数者が合格するのです。

 


【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

関連記事

  1. 「1点でなく、1分にこだわれ」~元公務員講師のコラム~

  2. 「自己PRは志望動機の根拠」~元公務員講師のコラム~

  3. 「過去問は読み物」~元公務員講師のコラム~

  4. 「自分の二十数年間を1時間で語る」~元公務員講師のコラム~

  5. 「過去問が目的、テキストは手段」~元公務員講師のコラム~

  6. 「過去問より大きなイノシシは出ない」~元公務員講師のコラム~

  7. 「日本史・世界史攻略法」~元公務員講師のブログ~

  8. 「数的処理で合否が決まる、他の科目で順位が決まる」~元公務員講師のコラム~

  9. 「地理攻略法」~元公務員講師のコラム~