「英文が苦手な方へ」~元公務員講師のコラム~

来年、公務員試験を受験される方を想定します。
英語に苦手意識のある方が多いと思います。

○主語、動詞、目的語 S+V+Oが何のことか、わかる

○関係代名詞がわかる

○動名詞、不定詞がわかる

○高校時代使っていた英単語帳を6割くらい覚えている

○大学の授業等で定期的に英文を読んでいる

このチェックリストが全てYESの方はなかなかいらっしゃらないと思いますが、2つか3つYESなら、来年の試験で英文を解いてもいいでしょう。
しかし、チェックリストのYESの数が少なかったり、公務員試験の過去問を解いていても正答率が4割を切る場合は、思い切って英文は諦めて、その分数的処理で得点を稼ぐという作戦も、非常に有力です。英文にかかる20分を使って、その分、数的で20分使って点数を獲得しましょう。

私が皆さんを教えていて思うのは、皆さんの高校の英語の教師はいったい何を教えていたのか、ということです。あまり愚痴を言っても仕方のないことなのですが…。

ともあれ、大学3年のこの時期で、「関係代名詞って何だっけ」っていう方が、来年の夏に公務員試験の英文で正解を出すのは、ほぼ不可能なことです。
自分の状態を客観的に把握して、英文についてベストな作戦を採って下さい。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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