「公務員試験は情報戦」~元公務員講師のコラム~

公務員試験は情報戦です。
どうやって、情報を取ればいいでしょうか。
まずは、スマホで「~市 採用」と検索しましょう。
これが、定番の情報戦第一歩です。
HPの「市長の声」も、活用できます。その市の特徴、アピールポイントがわかりやすく書かれています。
市政の「総合計画」も、その市の課題が書かれています。「~市 総合計画」と検索してもいいでしょう。
「総合計画」は大部な場合が多いので、概要版を見るのがよいでしょう。
興味のある政策分野は、市議会の議事録を見るのもよいでしょう。
HPは比較して見ましょう。国と地方、自治体同士等、複数見比べることによって、自治体の個性が見えます。

公務員試験全体の情報としては、「ハムなび」「こむいん」「koumuwin」等がお勧めの検索サイトです。
2つ以上あれば、情報の裏が取れるので、よいでしょう。

デジタルの情報とともに、アナログな情報として、役所にランチを食べに行くことをお勧めします。
実際に役所を訪問することによって、自分がここで働くのだ、とイメージしてみましょう。
スマホでは手に入らない、この種の情報が、面接試験で他の受験者に差を付ける大事な情報になります。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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