人生100年時代、皆さんにとって公務員試験というのは、皆さんの人生の今後80年を決める試験です。
現在の日々の勉強が、将来の80年を決めるのです。
自分の人生を決める重要出来事なのだと、気を引き締めて毎日の勉強に取り組んで下さい。
想像して下さい。自分が老人になって「若い頃に公務員試験を受験したけど、うまくいかなった」と回想しているとしたら。これは、あまり「おもしろくない」人生です。公務員試験を受験すると決めたからには、何としても合格しましょう。公務員試験は皆さん自身のための試験であり、将来の家族のための試験でもあるのです。
世の中変わるものと変わらないものがあります。変わらないと思われたものが変わることがあります。ソ連がなくなるというのは、想像を絶する出来事でした。民間企業も変わります。都市銀行はメガバンクになりました。メーカーも変わります。私の同級生もたくさん銀行に就職しましたが、全員会社名が変わりました。
公務員はおそらく変わらないでしょう。国や都道府県、市町村が変わることはないでしょう。ソ連の例があるので、絶対とは言いませんが、日本がソ連みたいになることはないでしょう。
民間の就活はどうしてもリスクがあります。公務員就職は低リスクです。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)