公務員試験合格者はどれくらい勉強するものなのでしょうか。
時期や個人の状況により違うと思いますが、1つのラインとしては1日8時間、1週間50時間というのが、標準的だと思います。
1日8時間が理想で、現実的には1週間にならすと50時間になるという感じでしょう。
この時間は、講義を受講する時間も含めて考えてください。
アルバイトやサークル等で忙しい方もいらっしゃるでしょう。
漫然と8時間勉強するより、集中して4時間勉強した方がよっぽど得られるものがあります。
勉強時間は単なる量的なものでなく、質を伴うものでなくてはなりません。
テキストを8時間淡々と読むよりも、アウトプットも交えた方が効率がよくなるのは勿論です。
集中できる範囲で勉強すればいいですし、勉強が苦でないのなら1日10時間や12時間勉強するのもいいでしょう。
直前期は8時間以上勉強される方も多いです。
勉強も記録をつけるとともに、ストップウォッチで勉強時間を計測しましょう。
1時間の時間があっても、1時間まるまる勉強できるわけではないということが、ストップウォッチで計測するとわかると思います。
記録をつけると、自分の勉強の経過が見える化されるので、勉強のモチベーションにもなります。
記録もストップウォッチもスマホがあればできることなので、スマホを活用しましょう。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)