「がんばり過ぎない、怠けない」~元公務員講師のコラム~

勉強は淡々と続ける必要があります。
例えると、42.195kmのマラソンを何本も走るようなものです。
1日一生懸命勉強したらおしまいではなく、何日も何日も続くのです。
勉強が何日も続くという状況においては、あまりがんばり過ぎないということも必要になってきます。

1日何時間勉強する必要がありますか、という質問を受けますが、勉強1日目から本試験前日まで平均すると7,8時間くらいでしょうか。
アルバイトやサークル、ゼミ等用事がある場合は、1日2,3時間くらいになってもやむを得ないでしょう。
4月から本試験前日までの直前期は、使える時間はすべて使って勉強する必要がありますが、直前期に至るまではがんばり過ぎるのは考えものです。
がんばり過ぎて、次の日以降に支障を来すようだと逆効果です。

怠けないのも当然です。
勉強のペースがプチっと切れてしまわないように、勉強を続けていって下さい。
ここでも、がんばり過ぎると「昨日がんばったから、今日はまあいいか」と、がんばり過ぎたことが怠ける口実になってしまいます。

淡々と勉強を続けていきましょう。
単調な積み重ねが、結果につながります。

 


【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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