面接試験では、どういう精神状態で臨むことになるのでしょうか。
どうしても緊張してしまうと思います。
緊張するのは、本気になっている徴です。
感謝の念を持つようにしましょう。
緊張は周りから押されている状態です。
感謝は周りにこちらから押し返す状態です。
感謝をすれば、緊張は遠ざかるはずです。
萎縮しないようにしましょう。
ただ、萎縮してはいけないと、尋常ではない大声を出すとか、虚勢を張る必要もありません。
萎縮と虚勢は、自信のなさの表裏一体なのです。
ありのままの自分を出すしかありません。
かっこつけたようなクールな応答を、事前には期待したりしますが、本試験ではなかなかそういうわけにはいけません。
面接官の前で緊張して、思いも寄らぬことを聞かれて、しどろもどろになっている自分。
しかし、それがありのままの自分です。
それを出すしかありません。
かっこつけたクールな応答が合格で、しどろもどろが不合格というわけではありません。
評価は面接官次第です。
縁があれば、合格できます。
縁や相性といった、あいまいな要素で評価されますが、自分を信じて面接に臨みましょう。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)