「教養試験 民法・刑法の対処方針」~元公務員講師のコラム~

教養試験の民法・刑法の攻略法というか、対処方針です。
過去問を分析すればわかる通り、概ね社会科学・法律分野の9割は憲法です。残り1割が民法・刑法等の他の科目になります。

ともに過去問をベースにお茶を濁す程度が、現実的な対策かと・・・。
公務員試験は他にやることがいっぱいあります。可能性の低い少数に目を取られるあまり、可能性の高い多数がおろそかになるのは、避けなければなりません。優先順位を考えましょう。

民法については、一つ語呂合わせ。
地上げ屋にA子とチエが入会。
地上げ屋が地上権。A子が永小作権(えいこさくけん)、チエが地役権(ちえきけん)、入会が入会権(いりあいけん)。
民法の物権のうち、所有権は使用・収益・処分の3つが出来る100%完全無欠な物権です。
しかし、民法にはそれ以外の制限された不完全な物権も規定しています。
そのうち上に挙げた4つは、使用と収益ができる(処分はできない)ということで、使用の用と収益の益で、用益物権と言います。
この語呂合わせは用益物権4つの語呂合わせです。
ご参考にしてみて下さい。

刑法は罪刑法定主義を勉強すれば充分でしょう。

犯「罪」と「刑」罰は、「法」律で「定」めなければならない、という主義です。漢字を読み下せば、意味するところはつかめます。
憲法でも勉強するので、刑法対策としては派生原則を勉強しておけば十二分でしょう。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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