「月曜日を戦略的に過ごす」~元公務員講師のコラム~

月曜日は1週間の始まりです。
アルバイトやサークル等を除外して、1週間のサイクルを想定すると、土曜日や日曜日にたくさん勉強できる方が多いのではないでしょうか。
特に、日曜日は丸一日勉強に充てることができるでしょう。
土曜日は講義を受講されるかもしれません。
それを受けての月曜日なので、少しだけ勉強して思い切って休日にするとか、計画の調整のための予備日にする等、月曜日をうまく戦略的に使いたいです。

1日何もしないというのは、お勧めしません。
文章理解の過去問1問とか、憲法の条文音読とか、数的処理の問題演習等、最低分の1日のノルマはこなすようにしましょう。
ただ、それだけこなせば、あとは自由に過ごすというのも、メリハリがついていいかもしれません。
合格者でも毎日フルにがんばっていたわけではありません。
週に半日くらい、休んでいた合格者も多いです。

計画の調整日に月曜日を使うのも、賢いやり方です。
計画が順調に消化できるのであれば、月曜日は最低限のノルマをこなして、あとは休みにすればいいです。
計画が未消化ならば、月曜日をその消化に充てましょう。
計画策定の段階で、月曜日を予備日に想定しておくことが大切です。
計画は目一杯で立ててはいけません。
少し余裕を持たせる、具体的には予備日を設けて、1日にできる量×6を1週間でできる量と考えるべきです。

ただ人によっては、例えば水曜日を予備日にした方がスケジューリングしやすいという人もいらっしゃると思うので、柔軟に対応して下さい。
何が何でも絶対に月曜日、というわけではありません。

 


【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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