「弱者を守るのは公務員」~元公務員講師のコラム~

社会にはいろいろな人がいます。
弱い立場にある人もいます。
高齢者や子ども、障害者等。
公務員が弱い立場にある人を守らないで、誰が弱い立場にある人を守るのでしょうか。

民間の事業体でも、弱い立場にある人を守る仕事はできるかもしれませんが、利益追求という本質があるので、利益が出ない限りはできることに限界があります。
公務員は、福祉という仕事で弱い立場にある人を守ることができます。

論作文を書く時には、弱者保護の視点は出せないかということを、毎回チェックして下さい。
災害対策の論作文の場合でも、避難所で障害者に対する配慮をすると記述する等、弱者保護の視点が出せます。

弱者保護の視点は、公務員の志望動機でもコメントできると思います。
民間企業では弱者保護が十分にできないので、公務員を志望した等。

福祉や弱者保護は公務員であってこその仕事です。
また弱い人にとって住みやすい社会こそが、誰もが住みやすい社会につながります。

弱者保護という観点から、自分の論作文や面接カードを見直してみるとよいでしょう。

 


【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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