「論作文のコツ:反対意見を先に書く」~元公務員講師のコラム~

論作文のコツをお話しします。
まずは、反対意見を先に書いて、その後に自分の意見を書くことです。
たしかに、反対意見→しかし、自分の意見→したがって、自分の意見が正しい。
この流れが非常に重要です。
後に聞いた意見の方が正しく思えるという、人間の習性を利用するレトリックです。

最悪なのが、800字書くとして、自分の意見を書いたら500字で、残り300字で反対意見を書いたという場合です。
読み手からすれば、「自分の意見が書いてあって、その次に反対意見を書いている。この人は文章の書き方がわかっていない」という評価になるのです。
まったく同じ内容を順番を変えて書くだけで、つまり最初の300字で反対意見を書いて、残りの500字で自分の意見を書くと、「この人は文章の書き方がわかっている」という評価になるのです。

300字、500字等の見当をつけるために、答案を書く前に答案構成(下書き)を必ずしましょう。箇条書きや矢印等で、答案の設計図を書くのです。
また、模範答案を1通書き写して、自分の文字を書くスピードを把握しておきましょう。
時間制限が1時間だとしたら、20分答案構成→35分筆写→5分見直しくらいの時間配分になると思います。文字を書くスピードによって、時間は前後させて下さい。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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