概略的ではあるのですが、25年前の外務I種を受けた時の面接カードを公開します。
自己PR
ウォームハートとクールヘッドを兼ね備えている。(※ありがち)
志望動機
国際交流を通じて得られる「驚き」によって、自分を成長させたい(※普通の人は世界平和とか外国との架け橋とか言うところを、自分なりに考えた)
関心のある時事問題
物価の下落傾向(※当時は「価格破壊」、今で言う「デフレ」)
サークル
ESS、観光客のガイドをしていた。(※一応、国際志向)
趣味・特技
好きな本「宇宙からの帰還」(立花隆)、「国際政治」(高坂正堯)
9カ国のべ88日間にわたり海外個人旅行
※外務省員の前では釈迦に説法の類、数字を使って書くのはよいこと)
今日的視点で見ると、自己PRが志望動機の根拠という関係になっておらず、相互の関係があいまいであります。
あとは、農林水産省に官庁訪問した時は志望動機で、海外旅行をしていろんな国を見たところ、都市はどの国でも同じだが、その国らしさは農村に出るので、農業に携わって日本らしさを守りたいと言うと、「面白い志望動機じゃねえか」と褒めてもらえました。
私は今でもあると思いますが、杉村太郎の本を使って、自己分析をしました。皆さんも、何らかの形で市販の本を使うのがいいでしょう。
ワープロで打ち出して、B5の紙で40~50枚くらい自己分析したと思います。それと、政策や志望官庁や時事の新聞記事(当時はネットが無かった!)のスクラップブックを作っていました。
面接対策でラクしちゃいけません。
思う存分、苦労しましょう!
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)