「試験勉強できる幸せ」~元公務員講師のコラム~

公務員試験の勉強は単調な日々、日常ですが、何かしらの事情で試験勉強ができなくなることも考えられます。
例えば、健康を損なってしまうとか、アルバイトが忙しくなって時間がなくなった等。
事実、公務員試験の勉強を断念する方も、毎年一定数いらっしゃるでしょう。
この一見当たり前な、試験勉強できる日々も、非常に有り難いものなのだと考えなければなりません。

コロナ禍で、通常の年なら当たり前のようにできたことが、できないことがたくさんあります
私達の日常ははかないのです。
同じように、試験勉強できるかできないかもはかないのです。
このことを心に刻んで、一秒、一分、一時間、一日を大切に過ごしていきましょう。

失ってみて、はじめて大切さがわかります。
しかし、失ってからでは遅いのです。
コロナ禍でも、そうでした。
日々勉強できることに感謝しながら、勉強を積み上げていきましょう。

できることを続けていきましょう。
突然がんばるのでなく、ジワジワと粘り強く。
ちょっと調子が悪いなあ、と思った時に、どうがんばるか。
その人の真価がそこで現れます。
だましだまし、と言うと言葉が悪いですが、順調でない時にもできるだけ粘り強く前に進みましょう。

 


【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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