「本気でやって負けた人は強くなる」~元公務員講師のコラム~

日々の過去問演習は進んでいるでしょうか。
1問1問、本気で解いていますか。
いい加減な気持ちで解いていてはいけません。
なぜなら、1問1問フルパワーで真剣でガチで本気で解かないと、自分の何が至っていないかが、よく分からないからです。

日本のラグビーは2019年のワールドカップでベスト8に進出しました。伝統国と肩を並べる成績を上げたのです。
しかし、2019年のワールドカップでベスト8に至るまでには、それまでのワールドカップを1戦も疎かにせず本気で戦って負けたからこそ、世界との距離が分かったわけです。そういう積み重ねがあってこそ、強くなり今回のベスト8です。

皆さんも公務員試験でベスト8に入らないといけないです。
普段の過去問1肢1肢を疎かにするようでは、ベスト8はおぼつかないです。日常の演習では、正誤は気にしなくていいです。解く前は本気で演習、解いた後はクールに検討して下さい。正誤よりも、どれだけ本気になれたかが重要です。本気になれる人が強くなる人です。

当コラムでも何度か出てきましたが、積み重ねを続けることです。1肢1肢を積み重ねるのが重要です。本気の問題演習を続けることです。
1日、2日ならできるかもしれませんが、少数派の合格者は最後まで続けた人達なのです。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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