「受験生も社会人、自分を安売りするな」~元公務員講師のコラム~

受験勉強をしていると社会からはみ出しているような感じがして、社会人という身分がまぶしく見えるという方もいらっしゃると思います。
しかし、受験生も立派な社会人です。社会の中で存在してのこその受験生であり、受験生も社会人に違いないのです。
皆さんはプロの受験生になって下さい。社会人である受験生であるからには、甘えは許されません。自分に厳しく、効率よく勉強して、本試験ではスマートに得点する、プロの受験生であって下さい。

プロの受験生であるからには、毎日勉強しましょう。
どんなに忙しくても、勉強ゼロの日は作らないようにしましょう。
すきま時間も貪欲に活用しましょう。スマホや情報カード等を活用しましょう。
授業は休まないようにしましょう。
過去問の演習も進めていきましょう。
解法を工夫しましょう。

内定は欲しいものです。もらえるものなら、もらいたい。
しかし、内定が欲しいあまり、相手に媚びてしまうのはいけません。
面接で、相手に媚びて無理に演じて、それで内定が出ても、入社後に無理が出ます。お互いのためではありません。

自分を安売りするな、というのは筆者が就活をしていてOBから言われた言葉です。筆者の態度に、会社に対して媚びたものを見抜かれたのでしょう。
就活をされる皆さんにも、自分を安売りするな、という言葉を贈ります。
と言っても、内定は欲しいものなのですが…。

 

 


【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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