勉強していて、本当に合格するか不安を持っている方が多いかと思います。
しかし、皆さんが合格するということは、天国の神様の手帳に記入されていて、既に予定されていることなのです。
そうです。宗教改革で勉強するカルヴァンの予定説ですね。
カルヴァンの予定説はプロテスタント(新教)の中心的な考え方です。
この思想が中心になったのは、非常によくできている考え方だからです。
皆さんは、合格するかどうかを不安に思うのではなく、合格は予定されていると考えると、合格するかどうかに心を惑わされずに、日々の勉強に努めることになります。
その結果、本当に合格します。
この本当に合格するという結末が大事で、予定説を信じると結果が出るのです。
これが予定説がプロテスタントの中心的考え方になった理由です。
プロテスタントも、自分の名前は神様の手帳に書かれていて、自分の救済は予定されていると信じています。
したがって、自分は本当に救済されるのだろうかと不安に思わずに、日々の自分の仕事に没頭します。
その結果、仕事がうまくいって、経済的に恵まれます。
イギリス、米国、ドイツ等、プロテスタントの国は経済成長を遂げることになります。
キリスト教の考え方ではあるのですが、予定説のエッセンスはキリスト教徒でない方にも応用可能でしょう。
自分の合格は予定されていると強く信じましょう。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)