今回から面接の5大質問項目を一つ一つ見ていきたいと思います。
5大質問項目とは、
○自己PR
○志望動機
○学生時代力を入れたこと(ガクチカ)
○最近関心を持った出来事
○趣味・特技
の5つです。
この5つを5大質問項目とする根拠は、国家一般職の人事院面接のエントリーシートがこの5つから構成されているからです。
まずは、自己PRからです。
自己PRは大まかな方向性として、
○国家系 幅広い視野
○地方系 協調性
○専門系(裁判所事務官、国税等) 専門性
○警察・消防 正義感、使命感
以上のものをPRするのが無難です。
国家公務員は国家なので、利害関係者が多数います。その意味で幅広い視野です。
地方系は、協調性です。職務においても職場の人間関係においても協調性が求められます。
専門系は、スペシャリスト適性です。
警察・消防は、純粋な正義感、人命を救おうという使命感です。
自己PRを口頭で言う場合、たくさん言う受験生が多いですが、大切なことは一つしか伝わらないです。一つに絞って、エピソードを言いましょう。
自己PRは志望職種毎に変えて下さい。
それぞれの役所で求められている人材の要素が違う以上は、自己PRも違ってくるはずです。
手間がかかると思われたかもしれませんが、合格には必要な作業です。
自己PRで使うエピソードは、基本的に大学時代のものにして下さい。
高校時代等のものを言われる方もいらっしゃいますが、正直「大学時代何してたの」と思われてしまいます。
そろそろ、面接試験についても準備を始めましょう。
筆記試験の勉強のいい気分転換になりますし、公務員になりたいというモチベーションにもつながります。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)