そろそろ学内講座もweb等で進行しているでしょうか。
取りあえずは、授業の出席、受講は最優先。どうしてもダメな場合や急病の場合は、次の授業までにwebフォローで対応しましょう。
理想は、授業と同じ時間を使った復習です。授業が3時間なら、復習も3時間。テキストを読んで、必須なのが過去問演習です。そうですね、1授業あたり10~20問くらい、過去問演習を伴うものと思われます。
ただ、これは理想であって、復習で3時間取れなくても、教室に20分早く来たり、web受講の前に20分時間を作って、前回の授業で進行した部分のテキストを読むだけでも、次の授業の理解度が全然違います。
また、授業直後に10分間教室に残るか、web受講の後に10分間時間を作って、今聞いた授業の復習をしながらテキストを見るのも効果的です。
予習は不要です。余裕があるのなら、授業開始前にテキストの見出しを、5分~10分程度見るくらいで十分でしょう。
いろいろ書きましたが、授業はとにかく最後まで出席すること。
例年、最後まで授業に出た方は、筆記試験は何とかなります。
授業は3月末までの長丁場なので、急病、就活、説明会、ゼミ、卒論の準備、学業等々、何らかのアクシデントが起こります。その時に、プツンと切れてしまわないように。しなやかに続けていくことが必要です。
合格までにやること(過去問3000問とか、テキスト5000ページとか)、1ヶ月にやること、1週間にやること、1日にやることを常に意識しましょう。
時間を伴った数えられる形で計画を立てましょう。1日1時間社会科学とかダメです。5分で1問、1時間で12問社会科学の過去問というのが、よい計画です。
計画がオーバーペース気味なら、ためらわず修正しましょう。合格に対してズレる→修正する→また合格に対してズレる→修正する→またズレ→修正。だんだん合格へのズレが小さくなって、最終目標の合格を達成することができます。
計画は合格へのズレを知るために、立てるものです。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)