公務員1年目で知った用語第3弾は、「取りまとめ」です。
これは、期限までに各局で総まとめ的な役割をする右翼課(組織表上1番右にあるから右翼課、総務課の場合が多い)にいる一年生が、その局の各課にいる一年生に対してその課の意見を聞いて、局としての意見にまとめるというものです。
期限の制約の中で、平均点を取るために全体の意思を統一するというものです。
この1つの意見にまとめるというのは、集団討論で問われるところであります。
取りまとめも、自分で工夫して表紙を分かりやすく書くとか、期限を適切に設けるとか、自分なりに努力する必要がありました(私はそうではなかった)。
上司に言われたことをそのままやるのではなく、さらに何かできないかと、工夫するのは大事です。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)