「授業聴講と問題演習のバランス」~元公務員講師のコラム~

授業出席が第一条件として、望ましいor余裕あらば、問題演習にも取り組みたいです。
皆さんの試験勉強の絶対目的は、本試験で合格点を取ることです。要は問題が解ければ、念力でも黒魔術でも錬金術でもよいのです。

授業でも問題演習をする場合がありますが(私の授業は必ず過去問の演習をする)、自分の復習のときにも該当の問題はこなしたいです。
できれば3時間1コマの授業に対して、3時間くらい過去問演習をしたいです。問数にすると20問前後。それくらいで、授業を聴いて、過去問が1周回ったという、理想的なバランスになります。

あとは直前期で、もう1,2周するのが、現実的には充分なスケジュールになるでしょう。
過去問も3回解け、と言われますが、現実は、「できるまで解け」です。忘れたら、思い出すまで、繰り返しましょう。忘れたら、忘れた分、解きましょう。

回数じゃないです。忘れたか、覚えてるか、です。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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