縁もゆかりもない、行ったことのない自治体を受験してもいいでしょうか。
結論を言うと、別に構わないです。
その自治体出身で、育ったのもその自治体で、愛着もあるという受験生もたくさんいます。
ただ、そういう受験生は自分の愛着を深く掘り下げようとはしません。
自治体と関係性の薄い受験生には、第三者的視点でその自治体を客観的に分析できるという長所があります。
独りよがりに愛着を述べる受験生に対して、客観的に分析を述べる受験生の方が、面接では通りやすいでしょう。
自治体の施策をHP、パンフレット、ニュース等で調べて、この自治体のこの施策をしてみたい、こうした方がよい、とPRしましょう。
また、受験するのならば、1度はその自治体を訪問した方がよいでしょう。
役所のレストランでランチも食べましょう。
ハムなびやこむいんやkoumuwinの検索サイトで調べると、地理を問わなければ365日、毎週末公務員試験が行われていることがわかります。
関わりのない、と一見思えるところでも、積極的に受験すればよいでしょう。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)