「体調管理が第一」~元公務員講師のコラム~

役所で仕事していた時に、新聞記事の切り抜きをしていました。
現在は業者に委託したり、デジタルのデータの形でもらえますから、アナログな紙を切り抜くという作業をしていたのは、平成の初めのころの話です。

その新聞に、柔道の谷亮子さんの記事が載っていました。
YAWARAちゃんと言われていて、国民的柔道選手です。
インタビューの中身に、「けがをしていても、けがをしていないように試合をする。身体が丈夫なのが大事だ。」とありました。
この記事を見た上司は、「中島君、柔らの心だよ。丈夫なのが大事だよ」と言われるのです。

入庁して1年目の間は、とにかく体調面は万全であることに努めて下さい。
上司の部下への期待も、大きな部分は体調面にあることがうかがえます。
政策面でこういうこと言えなきゃとか、焦るかもしれませんが、まずは身体が無事であるように。
私も1年目から体調を損ねていたので、上司の期待には添えない部下でした…。
谷亮子さんのように、けがしてもけががないようにというのは極端ですが、少し調子が悪いくらいの時は、何とかがんばって下さい。

 


【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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