「しかしの後は意味の力点」~元公務員講師のコラム~

しかしの後は意味の力点、は文章理解の問題を解く時に知っておくべきポイントです。
文章理解で出てくる論説文というのは、まず一般的に言われていることを書いて、しかし私はこう思うと書くのがパターンです。
しかしの前の一般論については斜め読みをして、しかしの後のその人の意見をしっかり読みましょう。
ということで、しかしの後に文章のポイント、意味の力点が来ます。

英文だとしかしは、But、However、けれどもという意味で、Though等です。
これらの逆説の接続詞の後に文章のポイントが来ていて、直訳すれば正答の選択肢がわかるというパターンが、英文のあるあるです。

論作文でも、まず自分と反対の意見を書いて、しかしと書いてその後に自分の意見を書いて、したがってと書いて結論で自分の意見が正しいと書きましょう。
最初に反対の意見を書くのがポイントです。
自分の意見をその次に書くことによって、後で聞いた意見の方がもっともらしく聞こえるという、レトリック(=文章を書くときのテクニック)です。
論作文では、自分の意見を書いて、字数が足りないから反対の意見も書いておこうとかすると、「文章の書き方がわかっていない」という評価をされます。
同じことを書いているのに、自分の意見→反対の意見の順番で書くと不合格です。反対の意見→しかし、自分の意見の順番で書きましょう。

 

【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)

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