就活と試験勉強の兼ね合いは悩ましい問題です。
まずは、主従を決めることです。
この記事を読んでいる方は、ほとんど公務員試験が主だと思いますが、公務員試験のSPI受験を中心に考えられている方は、公務員試験が従という方もいらっしゃると思います。
いずれにしろ、あぶはち取らずにならないように、賢く両立しましょう。
それから、お互いをお互いのせいにしないことです。
民間企業の就活をしているから公務員試験の準備が疎かになったりとか、公務員試験の勉強のために就活も不十分になっている状態が一番よくありません。
例えば、就活をするのなら業種を絞る、公務員ならSPIの自治体に絞る等、対象を絞りましょう。
今年も、就活や公務員試験の日程において、コロナの影響を受けました。
就活ではオンライン面接やAIによる審査等が行われます。
公務員試験でも、オンライン面接や集団討論の見送り、AIによる面接も一部の自治体で見られます。
新しい要素にも対応しましょう。
私は公務員試験の筆記試験を受験した後、就活をしました。
就活をせずに筆記試験対策に100%集中したために、筆記試験は合格できたと思います。
最近の日程では、筆記試験の前に就活をせざるを得ないと思うのですが、できるだけ公務員試験に集中した方が、筆記試験の合格確率は上がると思います。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)