「心技体」と俗に言いますが、心が一番先に来ています。
見逃す方が多いのですが、メンタルの重要性について改めて強調しておきます。
知識(技)というものは、人に付着しているものです(変な表現ですが)。
そして、人である限り心(メンタル)は切り離すことができません。
メンタルあっての人という言い方もできると思います。
試験勉強というと、知識(技)に重きが置かれるのですが、同じくらいいやそれ以上に、メンタル(心)を重視すべきだと思うのです。
具体的には普段の勉強でもリラックスを心がけること、ガムを噛むとかキャンディーを舐めるとか、あと香り(アロマ)も自室等では考えてみてもいいかもしれません。
筆者も、アロマの機械を買ってきて、就寝前にラベンダーとオレンジの香りが出る設定にしていますが、よく眠れます。
本試験でも、ハンカチか何かに普段使う香りを染みこませておいて、試験会場でハンカチの香りを嗅ぐとリラックスできると思います。
メンタルについては、受験界ではほぼ無視されている状態なので、少し心がけるだけで、飛躍的な大きな差を付けることができます。しかも、前述のようにメンタルは非常に重要です。
試験の知識面以上に、メンタルに着目して試験の準備をしてみて下さい。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)