面接の5大質問項目で、趣味・特技というのがあります。
前に書いたとおり、数字を使って具体的に書くとともに、2×2で考えて下さい。
2×2とは、一人か多数か、インドアかアウトドアかの2×2です。
一人でインドアは、読書、音楽鑑賞等、一人で室内でできるもの。
一人でアウトドアは、ランニング、ウォーキング等、一人で室外でするもの。
多数でインドアは、文化系のサークル等、多数で室内でするもの。
多数でアウトドアは、運動系のサークル等、多数で室外でするもの。
理想としては、2×2の4種類を書くのが理想ですが、回答欄のスペースにもよりますから、一人インドアと多数アウトドアの2つとか、一人アウトドアと多数インドアの2つ等、斜めの関係を意識するのが大事です。
どちらかに偏ってしまうのはいけません。
人事当局が採用で趣味・特技を聞くのはメンタルヘルス対策です。
公務員の仕事はストレスがかかります。
これをどうやって解消するかを、人事当局は知りたいのです。
趣味・特技で、私の趣味は読書と音楽鑑賞とアニメ鑑賞と手芸と…、と一人インドア系ばかり言ってしまうと、「この人ストレス発散できるのかな」とか、人事当局は思ってしまうのです。
バランスを考えましょう。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作：｢受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、｢語呂合わせで急所をチェック 公務員試験｣(文芸社)
