毎年、教養試験の社会科学の授業で言っていることなのですが、実行している人はあまりいない、という類いのことを書きます。
つまり、これを実行すれば、すごく差が付けることができるという、おいしいアドバイスです。
それは、「憲法の条文は前文から99条まで丸暗記、3回生の1月を超えたら1日20分憲法の条文音読」というものです。
これを言うと、教室の雰囲気は「ドン引き」です。
皆さんの当惑がありありとわかります。
「先生、そこまでするのですか?」と。
そうです。そこまでするのです。
合格者はそこまでするのです。
過去問は見ればわかることですが、教養の(専門もです)憲法で、「これ条文やん」というのは、毎年複数問出ています。
そしたら覚えたらええやん、というのが、私のシンプルな対策です。憲法の条文は、国家公認のカンニングペーパーです。
憲法の条文覚えられませんというのは、私に言わせれば気合いの問題です。知識、才能、技術以前の問題です。受験するからには、覚えて下さい。
それに、皆さんは日本国の公務員になられるんですよね。
憲法知らない公務員なんて、国民目線からしてありえないです。
憲法99条にも、公務員が憲法を守れと書いてあります。
逮捕の条文を知らない警察官に、逮捕されて、国民はどう思いますか?。
公務員の最低常識として、受験時代に憲法は丸暗記して下さい。
【中島講師 プロフィール】
94年7月外務I種最終合格。国家I種経済職も1次合格していたが、外務I種合格により辞退。
外務省は4年勤務、アラビア語研修を命ぜられ、中近東第1課、エジプト大使館に勤務。諸事情により任期途中で日本に戻り人事課等に勤務。
2001年より公務員試験講師。延べ2400回の授業、24000人の学生に講義。
主な著作:「受験ジャーナル直前対策ブック 暗記科目の語呂合わせカード」、「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社)